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【タミヤ】 Ⅲ号突撃砲G型(初期型)その1

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今回はタミヤさんのⅢ号突撃砲G型を作ってみたいと思います。

お値段税込み3,564円です。

この車両は本来よほど戦車好きでもなければ知らないと思うのですが、アニメガールズ&パンツァー」のカバさんチームの車両という事ですっかり有名になったんじゃないでしょうか?

ま、あちらはF型らしいですけどね。

Ⅲ号突撃砲は歩兵部隊の支援用に開発された車両です。

名前の通りⅢ号戦車の車体を利用して作られていますが、旋回砲塔を持たない突撃砲は同じ車体なら戦車より更に大口径の砲が搭載できる事も有り、Ⅲ号戦車が改良による性能アップの限界を迎え第一線から退いた後も終戦まで活用されました。

その低く構えたシルエットが格好良く、いつかは作ってみたいと思っていました。

多少のディテールアップを施しながら作っていこうと思います。

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パーツ構成は以上です。履帯は接着、塗装のできるベルトタイプが別に付属します。

パーツ数もソコソコで、作りやすさを考慮したタミヤさんらしさを感じる構成です。

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車体上面の戦闘室はほとんど一体成型で構成されていて、すぐに形になっていきそうです。

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2006年発売のキットなので、当時としてはスタンダードな砲身は2パーツ合わせて接着するタイプです。

シュルツェン*1架も結構シャープでエッチングなど必要性は感じません。

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このキットにはミリタリー物には珍しく、車上で犬と戯れるフィギュアがセットされています。

緊迫感の有る戦闘シーンの再現も良いですが、こういった日常の一コマを切り取ったシーンもまた良いのではないでしょうか。

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ワンちゃんもしっかり再現されています。

正直言うと私はフィギュアの塗装に自信が無いのですが、どんな模型もフィギュアがあるだけで魅力が増すので少しづつでも作って上手くなりたいですね~。
 何年作ってても上達の意欲をもって作っていきたいものです。f:id:garage105:20190901170604j:plain

まずはタミヤ製戦車模型お約束の 車体下部から。

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サスペンションは一定の角度で固定できるようになっており、高さが揃わないという事は有りません。

安心のタミヤクオリティで最小限のパーツで、どんどん組みあがります。

以前にⅢ号戦車を組んだ経験上、完成すればほとんど見えないので パーティングラインの処理も最小限にしています。

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そして車体後部マフラーなど。今回ここでタミヤ純正エッチングパーツを使用する事にしました。

純正だけに合いも良いですし、有るべきところに金網が有るならばそれを再現したくなるのがモデラーの性なんじゃないでしょうか?

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さてお次はホイール関係。Ⅲ号戦車系列はあまり多くはありませんが、それでも三種類合わせて16個のホイールを組み立てます。

ここは私が戦車模型で一番時間がかかり、テンション下がる所ですが気合で組み立てましょう!

更にその組み立ての後は、面倒なパーティングライン消しが待っています💦

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ある程度ナイフでゲート跡を整えたら、私はひたすらマジックヤスリで整面します。

このヤスリの適度な硬さと柔軟性が、ホイールのパーティングライン消しにちょうど良くて愛用しています。

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さて気合と根性でホイールを仕上げた後は車体に組むわけですが、ここは塗装の便を考えて接着せずにセメダインBBXを使います。

この接着剤は完全に接着せず、塗って少し乾燥させた後に貼りつける事によって脱着が可能という代物です。

これをサスペンションの軸に塗って、乾いてからホイールを差し込む事で脱着可能になるという訳です。

多少デコボコしてしまいますが、指で強く擦れば剥がせなくもないので、塗装後にはちゃんと接着しようと思います。

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さてお次は早くも車体上面。

戦闘室背面には取り付けのガイド穴等がパーツの抜きの関係で無いので、ガイド用のパーツを用いて書き込むように指示が有ります。

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鉛筆で書き込みやすいように表面を細かいペーパーヤスリで擦ってから、ガイドのパーツをマスキングテープで固定して書き込みました。

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お次は各所の増加装甲や排気管カバーなどを組み立てます。

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ここにもエッチングでカバーを取り付けます。

設置部に爪楊枝等で瞬間接着剤を塗って、そっとパーツを置きます。

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ここでも少しディテールアップを。

正面のバイザーブロック*2には実物は防弾ガラスが仕込まれています。そこで適当に透明プラ版を切って貼りつけました。

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しかし塗装してしまっては元も子も無いので、マスキングテープを貼り付けておきます。

貼るのに邪魔だったので、一度接着したカバーのパーツをもぎ取りました。

皆さんもやってみる時は、後から接着をおススメします。

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本体に接着して、ここまでできました。

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さてお次は戦車模型で一番テンションの上がる主砲の組立です!

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ここはタミヤ製品にしては珍しく、むちゃくちゃ合いが悪くて盛大に隙間が空きます。

しかしながら完成すれば全く見えない所なので、問題なしとしてこのまま進めます。

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このキットは7.5cm砲と10.5cm砲の選択式となっていますが、今回は7.5cm搭載型とします。

砲身は貼り付け式ですが、合いも良いので速乾流し込みタイプの接着剤を使用すればすぐに整形できます。

スポンジヤスリとマジックヤスリで仕上げました。

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主砲が出来上がりました。

戦車の顔と言えるべき部分ですので、整形にも気合が入ります。

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本体に仮設置してみます。

ここでも塗装のしやすさを考え、車体上下と主砲は接着せずにおいておきます。

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ここまた少しディテールアップ。

フェンダーは実物は、もう少し薄い鉄板でできています。

赤く塗った部分を少し削り、その薄さを再現したいと思います。

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縁のギリギリまで、ナイフで削ります。

よく切れるナイフを使って慎重に・・・。

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このぐらい薄くすれば、実感も出てきたのではないでしょうか。

あとはヤスリ等で形を整えます。

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ここでもうひと手間かけてみました。

実車写真を見ると、フェンダーをぶつけて傷めた車両を良く見かけます。

そこで、一カ所だけフェンダーをペンチでそれらしく曲げてみました。

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あまり派手では無いですが、使い込まれた車両の雰囲気が出てきたと思います。

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その他にも、車体側面のフェンダーは前から後ろまで一枚ではなく、何枚かに分かれているのですがキットでは金型の抜きの関係上、それがモールドとして無いのでナイフと目立てヤスリで分割線を入れました。

分かり易いように黒でスミ入れした部分がそうです。

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戦闘室天板の組立となりますが、もちろんここも塗装後に接着のため仮設置としておきます。

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パーツ番号D7も塗装の後から取り付けますが、これ実物はペリスコープです。

矢印の部分はガラス製レンズなのですが、パーツは平らになっているので、とりあえずピンバイスで穴を開けておきました。

これはまた後ほど加工します。

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もうここまで形になってきました。

製作のテンポが良いのもタミヤ ミリタリーミニチュアシリーズの良さのひとつですからね。

次回に続きます!

 

 

*1:増加装甲、ドイツ語でエプロンの意

*2:覗き窓